現在、コミックブレイドにて『あまんちゅ!』を絶賛連載中の天野こずえが描いた未来形ヒーリングコミック『ARIA』。
単行本累計420万部、関連書籍累計60万部が発行された本作は、2005年に『ARIA The ANIMATION』としてアニメ化。その後も、2006年に『The NATURAL』、2007年に『The OVA ~ARIETTA~』、2008年に『The ORIGINATION』が制作され、原作コミックの雰囲気そのままの優しい世界が数多くのファンを魅了しました。

そして、TVアニメの1stシーズンから10年目を迎える2015年。
グランドフィナーレの感動を共有したファンの大きな期待に応えて、名作『ARIA』が甦ります。遙かなる蒼の物語のそれからを描く、完全新作アニメーション『ARIA The AVVENIRE』。制作に当たっては、監督の佐藤順一や脚本の吉田玲子、さらにはおなじみのキャストといった最強布陣が再集結しました。

さあ、いま再び未来をご一緒しましょう。

 

先輩の灯里に同乗してもらい、今日もゴンドラの練習に励むアイ。そのさなか、灯里は運河を行き交うゴンドラの中に藍華とアリスの姿を見つけます。プリマ・ウンディーネになってからというもの、忙しくてなかなか会うことができないでいた3人。ほんの短い時間とはいえそれが叶った“みらくる”に、灯里は過去のある出来事を思い出し、アイに語り始めます。それは、現役時代に多忙を極めていたアリシアの誕生日にまつわる話で……。

ある日のこと、アイは興奮気味に灯里に話し始めました。練習中にとっても“みらくる“な体験をしたというのです。見慣れぬ路地の奥で目撃したケット・シーの影…そして、ゴンドラを降りてその影を追った先で出会ったのは、姫屋支店とオレンジぷらねっとで修業中の二人のシングル・ウンディーネだったのでした。嬉しそうに語るアイの姿を見ながら、灯里はケット・シーとの最後の出逢いに想いをはせるのでした。

すっかり仲良しになったアイとあずさ、アーニャの3人。お互いに業界で名の知れた先輩を持つ者同士、自らの境遇に感謝する彼女たちは、忙しい先輩たちに喜んでもらえるような“みらくる”を実現させようと思い立ちます。果たして計画は成功し、水先案内店3社の先輩と後輩が一堂に集合。安らぎに満ちたひと時を過ごす中、日頃の疲れから眠ってしまったアリシアは、かけがえのない出逢いの夢に包まれていたのでした……。

 

 

 

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