「ARIA」の音楽をオリジナルアーティストによる生演奏で、
しかも大きな会場でファンが一堂に会して聴くことができるなんて。
テレビシリーズが終わった時、
もうそんなコンサートが実現する事は難しいだろうと思っていましたが、
その後も「ARIA」は奇跡のパワーを増しているようで、
ファンのみなさんに支えられていくつものあり得ないような事が実現し、
夢のようなオーケストラコンサートが二回も開催され、
そしてついに2007年に開催されて以来のコンサートが実現しました。
この20年程の間に我々もファンのみなさんもいろいろと変わりましたが、
そんな私たちをつないでくれたのは「ARIA」という変わらない世界。
長い時間の中で、変わっていくから大切なもの変わらないから大切なもの、
どちらも大切とアニメで灯里が言っていますが、
変わらないいつもの音楽と、絶え間なく変わりゆく現実が一体となるこのコンサートでその思いをあらたにすることになる、
そんな素敵な予感がしています。

初めて「ARIA」の音楽制作のお声がけをいただいて、もう20年も経ったのですね。
その間、4度にわたるサントラ制作や、数々のARIA関連イベントへの参加などなど、楽しい想い出は尽きません。
そして、この度もまた大きな舞台にお声がけをいただき、「ARIA」との出会いの素晴らしさを、改めて感じているところです。
既にあちこちで話していることですが、最初のミーティングでの佐藤監督や妹尾さんとの何だかギスギスした雰囲気も、今では笑い話。
こうしてイベントなどで集まる度に、古い友人と再会したような気持ちになります。
そして、言うまでもなく、それもこれも20年に渡って我々の作品を支持してくださった皆様のおかげ、です。
ありがとう!そしてこれからもよろしくお願いいたします。
笹子重治(Choro Club)

今回、記念すべき20周年のコンサートに出演させていただくことになり感無量です。
この幸せいっぱいの作品と共に、たくさんの素敵な出逢いがありました。
言葉では語り尽くせないありがとうの想いを胸に、心を込めて演奏したいと思います。
秋の横浜、コンサート会場がネオ・ヴェネツィアになる瞬間、喜びやワクワクが止まりません。
皆さんと共に歩んだ20年、音で繋がる御縁に感謝。

「ARIA」の劇伴チームとOP、EDチームでいつかコンサートができたらいいなぁ…と常々思っていました。
「ARIA」を通じて出会い結成された室内楽アンサンブル「Nowhere Chamber Ensemble」でご一緒しているChoro Clubの沢田穣治さんと
そんな夢を語りあい、何か企画できないかと相談していた最中に嬉しい知らせが届きました。
日本青年館でのコンサートから18年を経て、ARIAの音楽世界でファンの皆さんとまたお会いできるのです!
そして何よりその世界を作った音楽チームの皆さんとも再会できる幸せ。
今回は私が望んでいたオリジナルにより近い形を実現するためアレンジの要でもある[弦カルテット]と共に演奏します。
夢のように幸せな時間を素晴らしいシンガーの方々とお届けできるのを楽しみにしています。

多くの方の絶えぬ愛と変わらぬ優しさで育まれ、たくさんの願いの種から幾度も素敵な花を咲かせてきた「ARIA」という世界が、今また新たに大きな大きな花を咲かそうとしているのですね。
20年に1度の奇跡。
泣きたくなるほど幸せな音楽に彩られて、
一体どんな景色が広がるのでしょうか。
皆様と共に、今からその景色を想像してわくわくできる事をとてもとても嬉しく思います!

「ARIA」シリーズ20周年、そして「ARIA The CONCERT 2025 〜20年に1度の奇跡〜」の開催、でっかいおめでとうございます。
「ARIA」の作中で流れる音楽たちは、まるでネオ・ヴェネツィアを流れる川の水のように、
いつも物語に優しく寄り添い、登場人物たちの心情を柔らかく包み込んでくれていました。
そんな数々の素敵な音楽たちと今、再び新鮮な気持ちで出逢えるこの音楽会を、「ARIA」ファンの皆様、登壇者の皆様とご一緒できるのが嬉しいです。
奇跡の一夜を、共に心ゆくまで楽しみましょう…!
コメント

2002年、たくさんの偶然が重なって始まった「ROUND TABLE feat.Nino」。
最初のシングルからそのまま1stアルバムまで完成で、楽しい記念になったねくらいの感じから、
次の一歩を踏み出した曲が「Rainbow」でした。サビのメロディと歌詞を思い付いた瞬間を覚えています。
歩きながら「夏待ち」の歌詞を思い付いた風景も。
「ARIA」20周年というタイミングで、本当に久しぶりにNinoと一緒に演奏します。
たくさんの思い出や気持ちを心に、みなさんと一緒にこのステージを楽しみたいと思います。
北川勝利 (ROUND TABLE)
2007年11月に開催された「ARIA」の記念すべき初コンサート以来の、
本当に久しぶりの念願の歌のコンサートです。
歌と言えば在りし日の「ARIA」の打ち上げ会場で、河井英里さんが
目の前でマイクなしでバルカローレを歌いあげてくれた光景が
今でも忘れられません。
一語一句、大事に大事に織りなす、丁寧に込められた、想いの音。
その直前まで普通にお話していた時とは明らかに違う、まるで
遙か遠くの次元から届くかのような謳声に身震いしました。
歌…って、すごい!!!
人間は、その身ひとつだけでこんなことができるのかと
魂が…そして私の全身が揺さぶられて、気が付くと自然に
涙が溢れていたことを今でも鮮明に憶えています。
人間の肉体のみで奏でる歌は、まさに『芸術品』です。
TVアニメ放送20周年という記念すべき年の秋…その刹那に光輝く
『芸術品』を、現地で皆様と一緒に心ゆくまで堪能したいと思います。