オーケストラコンサート
文京シビックホールにて開催決定
3面ライブスクリーンによる
ライブビューイング実施決定
シリーズの公式オーケストラコンサート・「ARIA The SINFONIA」の開催が決定!
本公演は、『ARIA』の音楽の癒しの世界観をそのままオーケストラの生演奏でお届けする、シリーズ初のオーケストラコンサートです。
管弦楽は次世代を担う新進気鋭な実力派奏者で構成されるグランドフィルハーモニック東京が担当。指揮者は、Kバレエカンパニー及びシアターオーケストラトーキョーの音楽監督を務め、最近では「東京シティ・フィルのドラゴンクエスト 交響組曲『ドラゴンクエスト』」シリーズで好評を博し、グランドフィルの首席客演指揮者を務める井田勝大。
コンサートマスターは、読売日本交響楽団次席第1ヴァイオリン奏者として活躍し、グランドフィルでも度々客演コンサートマスターを務める對馬哲男。
そして、Choro Club feat. Senoo、窪田ミナ、牧野由依が参加いたします。
さらに水無灯里役・葉月絵理乃の出演も決定しており、牧野由依とさらに監督・佐藤順一、音楽演出・佐藤恭野を迎えての豪華出演者&スタッフによるトークショーも開催。
アニメシリーズの物語とその思い出を感じて頂きつつ、オーケストラアレンジされた美しいハーモニーによる『ARIA』の新たな魅力をお届けいたします!
また、ひとつ新しい形の『ARIA』が生まれます。
身近にあるささやかな幸せが、どれほどの奇跡の積み重ねでできていて、どれほど大切なものであるかということを思い出させてくれる『ARIA』の世界は、訪れた人の心を穏やかにしてくれます。
アニメの中で奏でられる音楽も〝泣きたくなるほどの幸せ〟をイメージして、そっと傍らによりそうような音楽で、目の前の風景さえも、幸せの色に染めてくれます。
オーケストラコンサートというと華やかで壮大なイメージですが、『ARIA』を愛しているという奇跡でつながった方達が生み出してくれる新たな音楽の世界がどんな幸せを描いてくれるのか、今から楽しみです。
きっと私たちを新しい『ARIA』の世界へと誘ってくれるでしょう。
開催場所 | 文京シビックホール 大ホール |
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開催日時 | 2023年8月5日(土) 17時開場/18時開演 |
上演時間 | 約2時間(予定) ※前後する可能性がございますので、何卒ご了承くださいませ。 |
料 金 | 10,000円(税込)全席指定 |
出演者 | 井田勝大(指揮)、グランドフィルハーモニック東京(管弦楽)、對馬哲男(コンサートマスター) Choro Club feat. Senoo、窪田ミナ、牧野由依、葉月絵理乃、佐藤順一、佐藤恭野 |
編曲・オーケストレーション | 窪田ミナ 湖東ひとみ、庄司燦、永井秀和 |
公式SNS:@ARIA_SENDEN
企画制作・運営:アーツイノベーター・ジャパン
協 力:イープラス / グランドフィルハーモニック東京
主 催:松竹
- ※本公演はオーケストラによる生演奏となります。スクリーンに映像投影の予定はございません。
本公演は、新型コロナウイルス感染防止対策に最善を尽くし取り組み、公演を開催いたします。マスク着用につきましては、政府の「マスク着用の考え方の見直し等について」を受けて、個人の判断に基づき任意とさせていただきます。
- ご来場前に、検温など体調管理のご協力をお願いいたします。
- 密集防止のため、入場規制/退場規制を行う可能性があります。入場/退場に時間がかかる場合がありますので、お時間に余裕をもってお越しください。
- 手洗いや備え付けの消毒液のご使用、咳エチケットのご協力をお願いいたします。
- 整列時や入退場時のお客様同士の間隔の確保など、感染防止にご配慮ください。
- 会場内でのお客様同士の会話は、最小限に留めていただきますようお願いいたします。
- 会場内にて、体調が悪くなられた場合は、お近くのスタッフまでお声がけください。
- ご来場後に体調不良となった場合、症状によってはご退場いただくことがございます。
- 公演延期ないし中止の場合を除き、いかなる理由においても払い戻しはいたしません。
- 入待ち、出待ちは、禁止とさせていただきます。
- 出演者へのお手紙、プレゼントにつきましては大変恐縮ながら、お断りさせていただきます。
- 場内でのカメラ(携帯カメラ含む)・ビデオによる撮影、録音等は固くお断りいたします。
- 転売目的でのご購入は、固くお断りいたします。
- 更衣室のご用意はございません。
- 後方にお座りのお客様のご迷惑になる装い、髪型はご遠慮いただきますようお願いいたします。
「ARIA The SINFONIA」
大好評につき事後受注決定!!
グッズのご予約はこれが最後のチャンスとなりますので、ぜひお見逃しなく!
またパンフレットにつきましては受注販売ではなく、
8/5(土)21時~事後通常販売となりますので、
ぜひお間違いのないようご確認ください!
※パンフレットは在庫が無くなり次第、販売終了とさせて頂きます。
[受注期間](パンフレット以外のグッズが対象となります)
2023年8月5日(土)21:00~2023年8月27日(日)23:59まで
[お届け予定]
10月上旬~順次発送
詳細は下記商品情報をご覧ください。
- 事後受注期間内は受注生産となりますので、品切れはございません。
ただし、パンフレットは事後通常販売のため品切れになる可能性がございます。 - 事後受注では公演チケットの有無にかかわらず、どなたでもご購入いただけます。
- お申込み後のキャンセルはお受けできません。予めご了承ください。
- ご不在などにより公演開催前にお受け取りいただけなかった場合の責任は負いかねますので、予めご了承ください。
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- 転売目的での購入は固くお断りいたします。
オーケストラコンサートレポート
Kバレエカンパニーなど国内外のバレエ公演で数多く指揮を務めるマエストロ・井田勝大さんと、新進気鋭な実力派奏者で構成されるグランドフィルハーモニック東京の演奏により、数々の名曲がオーケストラアレンジで演奏。Choro Club feat. Senooとして『ARIA』シリーズの劇伴を生み出してきたChoro Clubの秋岡欧さん、笹子重治さん、沢田穣治さんに、ピアニストの妹尾武さん。主題歌を担当してきた窪田ミナさん、牧野由依さんに、パーカションの大石真理恵さんらも参加して、知っているけれど新鮮さも感じさせる新たな『ARIA』の音楽の魅力を堪能できるコンサートになりました。さらに、アニメ『ARIA』シリーズの佐藤順一監督と、音楽演出の佐藤恭野さん、主人公の水無灯里を演じる葉月絵理乃さんも出演した、1日限りのスペシャルコンサートをレポートします。
アニメと同じく「ゴンドラの夢」で開演
開演時間となり、ステージに並んだオーケストラ、Choro Club、妹尾さんがマエストロの指揮で最初に演奏したのは、アニメでも毎回オープニング前のナレーションとともに流れる「ゴンドラの夢」。メロディが聴こえた瞬間、灯里の声も聴こえる気がするくらい耳に馴染んでいる曲なのに、新しさも感じるというこのオーケストラコンサートの素敵さを、1曲目からいきなり味わえました。
演奏が終わると、Choro Clubと妹尾さんの4人は退場し、舞台の端には葉月さんが登場。コンサートの案内役である水無灯里として「みなさま、『ARIA The SINFONIA』へようこそ」と語りかけ、待ちに待ったコンサートが開幕したことを告げます。曲のテーマごとにいくつかのパートに分かれており、物語性も感じさせるプログラムになっている、このコンサート。各パートの間で灯里が語る「恥ずかしいセリフ」も含んだナレーションを執筆したのは、もちろん佐藤監督。音楽とともに、ファンの心を『ARIA』の舞台ネオ・ヴェネツィアへと導いていきます。2曲目「鐘楼のパトリ~ネオ・ヴェネツィア~」からは、オーケストラだけでの演奏が始まりました。「鐘楼のパトリ~ネオ・ヴェネツィア~」に続いて、3曲目の「AQUA」も『ARIA』シリーズのメインテーマとも言えるほど作品の世界観や舞台であるネオ・ヴェネツィアを象徴するような楽曲。『ARIA』の世界への没入度もますます高まっていきます。灯里が惑星アクアのネオ・ヴェネツィアに初めて降り立ち、アリア社長と出会った日の事を思い返すナレーションの後は、新生活の始まりに心躍る灯里と呼応するような少し賑やな曲が続くパート。打楽器やフルートのコミカルな音色が印象的な「おかしなふたり」。人気の「ズンタカポコテンズンタカポン」の曲「ケットシーの行進」は、カスタネットなどさまざまな楽器の音色が重なることで、より不穏で魅力的になっています。『ARIA』曲の中では異色の疾走感を放つ「逆漕ぎクイーン」はスケール感を増し、元々、重厚感のある「歓喜の街」は、オーケストラアレンジとの相性もばっちりでした。
牧野由依がオーケストラと共に弾き語りを披露
アリシアさんやアリア社長と暮らし始め、新しい友達や素敵な先輩たちとも出会ってからの穏やかで楽しい日々に思いを馳せるようなナレーションの後は、優しいハーモニーを堪能できる楽曲のパート。透明感あふれる演奏を聴いていると、しんしんと降る雪が脳裏に浮かび、今が8月だということをしばし忘れさせる「サンタクロウスの空」。未知の世界への冒険心も膨らむような「つないだ手と手」。オーボエ、クラリネットなど木管奏者のソロがどれも印象的だった「望楼」。11曲目「永遠の海~A Song for Zephyr~」のメロディは、ネオ・ヴェネツィアの運河のようにゆったりと流れていきます。
時の流れがもたらす幸せや出会いと、少しの寂しさを語るような灯里のナレーションの後の12曲目は、段々と音が広がり繋がっていく展開がオーケストラアレンジによる演奏でさらに映える「水の鏡」。13曲目の「未来への航跡」は、テレビシリーズラストシーズンの第3期『ARIA The ORIGINATION』第12話で、灯里のプリマ昇格試験のシーンで流れた、ファンにとっても特別な曲。前半はピアノソロで、途中から弦楽器が加わる構成は原曲と同じですが、楽器の違いにより生まれる変化を大きく感じられる楽曲でした。
過ぎ去った日々を思いつつ、自分を導いてくれたアリシアへの変わらぬ気持ちを語った灯里の言葉の後、『ARIA』の全TVシリーズでオープニングテーマを歌った牧野由依さんが登場し、ピアノの前に座ります。オーケストラの弦楽器とともに弾き語りで披露したのは、『ARIA The ORIGINATION』第12話挿入歌の「横顔」。「未来への航跡」から「横顔」へと繋がる流れは、アニメの名シーンの再現です。オーケストラの演奏にもまったく埋もれることなく、ホール中に響き渡る牧野さんの歌声に驚く中、第一部は終了。15分の休憩に入りました。休憩が明けて、第二部も牧野さんの歌声でスタート。2021年に劇場公開された『ARIA The BENEDIZIONE』エンディングテーマの「ウンディーネ~2021 edizione~」を、オーケストラとChoro Clubに、作曲と編曲を担当した窪田ミナさんのピアノ、大石真理恵さんのパーカッションという豪華な演奏に乗せて披露しました。ここまでのプログラムで、ホールの中は完全にネオ・ヴェネツィア化していましたが、牧野さんの歌う「ウンディーネ~orchestra edizione~」を聴くと、そのイメージがさらに強固になりました。
『ARIA』愛と笑顔がいっぱいのトークパート
『ARIA The SINFONIA』の公式グッズと有志お手製の『ARIA』グッズに身を包みコスプレ状態の佐藤監督が、「(牧野さんにとって)そんな素敵な機会だったと知ってたら、こんな格好してなかったかもしれません」と謝ると、牧野さんは「いえ、そんな(笑)」と恐縮。会場には笑い声が響きます。
デビューから2か月後にリリースした2ndシングルが、第二部の最初に歌った「ウンディーネ~orchestra edizione~」の原曲「ウンディーネ」で、「『ARIA』と一緒に成長してきた」と振り返った牧野さん。その歌声を長年聴いてきて「パワフルになった」と感じていた佐藤監督はその理由を尋ねます。すると、牧野さんは過去に喉を壊して歌えなくなったことがあり、周囲の人々の助けも借りながら歌唱法なども変えて、今の美しくも力強い歌声を作りあげたことを明かしました。また、「横顔」でのオーケストラとの弾き語りは、牧野さんから提案した結果、実現したそうです。
続いて佐藤監督は、葉月さんへのインタビューを始めようとしますが、すでに時間が押し気味だったため、葉月さんや恭野さんに促される形で次のコーナーへ。ここでは、本日の演奏曲の中から特に好きな曲を一人一曲ずつ紹介する予定でしたが、最初に発表した佐藤監督が挙げたのは、「AQUA」「横顔」「逆漕ぎクイーン」の三曲。続く牧野さんは「AQUA」と「サンタクロウスの空」の二曲。葉月さんも「未来への航跡」から「横顔」へ続く流れという形で二曲を挙げます。最後の恭野さんは、「永遠の海~A Song For Zephyr~」の一曲に絞ったのかと思わせましたが、最後に「逆漕ぎクイーン」「おかしなふたり」の2曲を挙げて、最終的に誰も一曲に絞ることはできませんでした。トークパートの最後には、大好評のため受注販売も行なわれることになった公式グッズも紹介。ステージでの記念撮影も行なわれました。
第1期の挿入歌「シンフォニー」も披露
灯里からのメッセージが「最後の一音まで心一杯に受けましょう。私たちの未来を願って……」という言葉で締めくくられると、最後の『ARIA The BENEDIZIONE』パートがスタート。オーケストラが日常曲の「風まかせ」と「信じる気持ち」に続いて、スリリングな「ゴンドラの魔法」を演奏した後は、妹尾さんのピアノも参加。オーケストラとの演奏にぴったりの大きなスケール感を持った「冬の世界~Fiocco di Neve~」を披露。続く「旅立ちの空~ARIA Forever~」では、ラストに向けて会場全体の雰囲気を一気に高まらせます。演奏後、マエストロの井田さんと妹尾さんがガッツリ握手した後にハグ。熱いシーンとともに、『ARIA』シリーズ初のオーケストラコンサート本編は終了しました。
カーテンコールの後に始まったアンコールでは、オーケストラの演奏と共に牧野さんが、TVシリーズ第1期『ARIA The ANIMATION』の挿入歌「シンフォニー」を披露。クライマックスに相応しい楽曲と美声で、「ARIA The SINFONIA」を最後の最後まで盛り上げていきます。最後は、オーケストラが、シリーズを代表する楽曲の「ARIA」を演奏。アニメ『ARIA The ANIMATION』の劇中では、河井英里さんの歌声も非常に印象的だった曲です。そして、出演者全員によるカーテンコールでは、長く大きな拍手が鳴り響きました。企画が発表された時から大きな話題を集め、入場チケットは前売り完売。Streaming+での生配信と3面ライブスクリーンによるライブビューイングも大好評だった「ARIA The SINFONIA」。『ARIA』の世界や癒しの音楽に興味があって、まだ鑑賞できてない人は、2023年8月11日(金・祝)の22:30まで受付可能なStreaming+でのアーカイブ視聴に駆け込んでみて欲しい。配信でもオーケストラアレンジされた「ARIA」楽曲の魅力などは、たっぷりと伝わってくるはずだ。そして、大勢の人の「願いの種」が集まれば、さらに美しく大きな花が咲く時もくるかもしれない。
ライター 丸本大輔
カメラマン 横井明彦
私には作品作りで特に大切にしていることがあります。
それは物語に息づく『空気』作りです。空気がなければキャラクターは呼吸ができず、世界も構築できません。
当たり前にあるはずの、なくてはならない大事な存在…
それが私の作品における『空気』だと思っています。
そしてアニメーションのARIAの世界では、このなくてはならない存在が『音楽』のような気がするのです。
『音楽』がなければキャラクターの息吹は芽生えず、『音楽』があるからこそあの素晴らしいネオ・ヴェネツィアの世界が色付いて構築されているのだと思います。
今回、そのARIAの世界が奏でる空気を胸いっぱいに吸い込んで、その音色を思う存分堪能できる貴重な機会を作っていただけました。本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
さあ皆様、楽しいひと時をご一緒しましょう…!